【最終26位 最終レート1808】トリックマジック使用構築

初めまして。普段は「ゲリマンダー」というTNでポケモンやってる者です。

 

今回初めての公式大会参加で目標であった最終二桁と最終レート1800を達成することができたので構築記事を書きました。

 

拙文ですがよろしくお願いいたします。

 

以下パーティの並びです。

 

コンセプト

  • 相手の攻撃を一回耐え切り替えしで倒す
  • ラウドボーンで相手を詰ませる

 

構築経緯

トリックマジック練習の仲間大会中にポケモンソルジャーのせつないさんとマッチングしタラプのみソウブレイズに完璧に詰まされた。

その強さにこれは環境のメタ対象になると踏んでこれに勝てるポケモンを探したところ、相手の詰み展開を無視しながら一方的にこちらが詰み展開を行えるラウドボーンがいたのでこのポケモンを軸として構築を組み始めた。

本ルールにて化けの皮を盾に一回以上行動できるミミッキュとテラスを切らずゴースト技を無効化し選出画面にいるだけで相手に圧をかけられるヒスイゾロアーク、相手の搦め手を黄金の体で無効化するサーフゴーは使い得と考え採用。

ラス1の対面駒として型破り+気合の襷のイダイトウ♂を採用し、最後の枠にゲンガーの毒菱展開に抗うためのジュナイパーを採用し構築が完成した。

 

個体紹介

 

ヒスイゾロアーク

持ち物:ナモのみ 特性:イリュージョン

陽気 149(148)-135(116)-103(180)-130-86(44)-146(20)

シャドークロー 影うち 叩き落とす 凍える風

テラスタイプ:ゴースト

 

HB-陽気ゾロアークの持ち物ありナモのみ発動叩き落とす+持ち物無し叩き落とす確定耐え

HD-臆病ハバタクカミのムーンフォース確定耐え

S-最速80族抜き

A-余り

 

初手駒その1。

練習大会中に使っていた最速ゾロアークの初手ミラー同速負けがあまりにもしょうもなさ過ぎたため、ゾロアークは耐久に振ったほうが強いと考えナモのみを持たせ耐久調整を行った。

仲間大会を含めたら150試合近く対戦をしたが、調整のおかげでゾロアークミラーは悪の波動怯みで負けた1回を除きすべて勝つことができた。

技構成は悪打点の叩き落とす、先制技の影うち、ブエナカミへの打点になるシャドークロー、ゾロアークミラーを勝つためのS下げ技の凍える風を採用した。

テラスタイプはテラスを切らずに相手のポケモンを倒せるのが魅力なので、影うちの打点が伸びたらいいな程度でゴーストで採用したが一度も切らなかったためこれでよかったと思う。

相手の初手ポケモンを確実に処理することで、相手の後続に影うちを入れるorテラスタルを強要させることができたのがとても強かった。

ただし、初手に投げられることが多いミカルゲ、ゲンガーと同居していないヤミラミの悪ゴースト複合や、稀に初手から投げられる耐久に振ったサーフゴー、ラウドボーン、ソウブレイズには対面で勝てないため選出は慎重に行った。

レートを上げる初日はよく選出したがレートが上がるにつれなかなか選出できなくなった。

 

ミミッキュ

持ち物:カシブのみ 特性:化けの皮

陽気 131(4)-142(252)-100-*-125-162(252)

じゃれつく シャドークロー 影うち 呪い

テラスタイプ:ノーマル

 

S:ミラー意識の最速

 

対面最強のポケモン。カシブのみを持たせることでほとんどのポケモンの対面で2回以上行動ができる。

相手の構築が対面寄りの場合ラスト一匹の対面駒としても運用できるうえ、構築単位で重いミカルゲ、壁貼りヤミラミがいる場合は初手に投げていた。

ミカルゲ入りの構築はほぼ100%ミカルゲから入ってきてくれたのでじゃれつくを2回あてて対面突破していた。

突破力が高くないうえ後述のラウドボーンやサーフゴーに切ったほうが強いため積極的にテラスタルを切るポケモンでないが、壁ターン枯らしなどのためにノーマルテラスをきることもあったのでテラスタイプはノーマルで正解だったと思う。

余談だがこのポケモンが構築内で最速の構築単位で遅いパーティだった。

ラウドボーン

持ち物:タラプのみ 特性:天然

生意気 211(252)-95-128(60)-130-132(196)-77

フレアソング テラバースト 怠ける 呪い

テラスタイプ:電気

 

HB‐珠ミミッキュ対面で安定して呪いを詰めるライン

HD-なるべく高く

 

構築の軸。

電気テラスして呪いを詰むことで攻撃と防御をあげタラプのみで特防を上げることで要塞となる。

仲間大会で水テラスにして試用していたところ、本番2日前くらいからサーフゴーやハバタクカミが電磁波や10万ボルトを採用し始めたのでそれらを無効化しサーフゴーのゴールドラッシュを半減できる電気テラスで採用した。

テラバーストを採用することによってイダイトウへの打点になる他、呪いを積むことでテラバーストが物理になるためもらい火のポケモンの前でも火力を上げることができたのがとても偉かった。

ゾロアークや後述のジュナイパーが要塞化してくるサーフゴーやソウブレイズの起点になってしまうが、このポケモン一匹で切り返すことができたのが非常に強かった。

しかし、環境に多かったラウドボーンが大地の力かシャドーボールを持っていることが多くミラーで負けてしまうためラウドボーン入りにはなるべく選出せずに後述のサーフゴーを通すことを意識した。

本戦で挑発、クリアスモッグを持っているソウブレイズに一回ずつ当たりどちらも完敗したが、それ以外には怯み急所を乗り越え相手を詰ませてくれた。今大会の勝馬ポケモンだったと思う。

 

イダイトウ

持ち物:気合の襷 特性:型破り

意地っ張り 195-180(252)-85-*-96(4)-130(252)

お墓参り ウェーブタックル アクアジェット テラバースト

テラスタイプ:草

 

A:特化

S:準速

 

本構築のMVP。ミミッキュを超える真の対面最強駒。

ゾロアークを耐久振りで運用している関係で襷が余っていたのでこのポケモンに持たせたところ、ラスト1匹に残すことでカシブのみを持っていようが襷を盾にミミッキュの化けの皮すら貫通する対面最強のポケモンになった。

大会序盤はラスト1匹をミミッキュにすることが多かったが、レートが上がるにつれミミッキュを初手駒として使うことが増えラスト1匹枠としてその真価を発揮してくれた。

イダイトウミラーの勝率を上げるため草テラスにしテラバーストを採用したが、本戦で一度もテラスタルを切ることはなかったため、水テラスにして滝登りでも採用したほうがよかったと思う。

テラスタイプに満足していないものの、レート1800まで来れたのは間違いなくこのポケモンを採用したからといえるくらい活躍してくれた。

 

サーフゴー

持ち物:こだわりメガネ 特性:黄金の体

控え目 194(252)-*-116(4)-203(252)-111-104

ゴールドラッシュ シャドーボール 10万ボルト 破壊光線

テラスタイプ:ノーマル

 

C:特化

テラス切ったHD特化ラウドボーンに対しゾロアーク(もしくはジュナイパー)の等倍持ち物無し叩き落とす+テラス破壊光線で確定

 

相手のラウドボーンを処理するための火力枠。

当初は鋼テラスで採用していたが、フレアソングが弱点の上増えていた電気テラスラウドボーンをテラスゴールドラッシュでは落とせないため、やけくそ破壊光線を採用し絶対に倒す脳筋になってもらった。

ゴースト統一の大会でノーマル技でこだわるのはあまりにもリスキーすぎるが、初手対面を勝ち二匹目のラウドボーンにテラスを切らせサーフゴーで処理しラス1にイダイトウを残しておくことで試合に勝つようにしていた。

実際本戦で破壊光線を打ったのは炎テラス相手に一回だけで、あとは水テラスかテラスを切ってこないラウドボーンしか出てこなかったので10万やシャドーボールで処理することができた。

本番前日に考案しなんの耐久調整ラインも抜きたい相手も思いつかなかったので、驚異のHCぶっぱ。絶対にいい調整があったと思うのでこの枠は改善の余地があったが、素の性能が高すぎるためノーマルテラスを切ってシャドボを押してるだけで勝てる試合もいくつかあった。

 

ジュナイパー

持ち物:ゴツゴツメット 特性:遠隔

185(252)-165(180)-104(68)-*-121(4)-91(4)

ポルターガイスト 影うち 叩き落とす 霧払い

テラスタイプ:あく

 

HB:特化ミミッキュのじゃれつく+影うち確定耐え

A無振りコノヨザルの威力100憤怒の拳確定耐え

補正無し珠ミミッキュのじゃれつく+珠無し影うち99.2%で耐え(意地だと乱数50%)

特化鉢巻ドラパルトのドラゴンアロー99.4%耐え

HD:特化ハバタクカミ、ゲンガーのシャドーボール確定耐え

A:H252コノヨザルをポルターガイスト+影うちでオボン込み確定一発

無振りミミッキュをゴツメ2回+化けの皮ダメ+影うちで確定一発

 

初手駒その2。

本大会では毒菱の通りが非常に良く、ゲンガーの毒菱展開は対策する必要があると考え霧払いができるジュナイパーを採用した。ゲンガー対面で叩き落とす→霧払い→影うちと入ることで毒菱を取り除きながら仕事をさせず処理していた。

またコノヨザルのステロ展開もラウドボーンと襷イダイトウが強い構築の関係で重いため、コノヨザルに圧をかけれるようポルターガイスト→霧払い→影うちで処理できるようにした。

テラスは何でもよかったのでゴースト半減ではたきの火力を上げる悪にしたが一度も切らなかった。

持ち物は初手でゲンガーコノヨザル以外と対面した場合でも最低限仕事ができるようにゴツゴツメットを持たせた。これによりじゃれつくから入ってくるミミッキュ、ドラパルト、物理ゾロアーク、ハバタクカミあたりには相打ち以上かテラスタルを強要させることができ、初手予想を外しても想像以上に活躍してくれた。

しかし本戦でコノヨザルとは一回としかマッチングせず、その一回もでかいきんのたま投げつけるポルターガイストが不発になり負けた。さらに、霧払いが相手の回避率を下げる関係でサーフゴーの黄金の体で無効化されることに本戦二日目で気づきその試合も落とした。必ずうまくはいかなかったがそれでも初手駒としては十分活躍してくれた。

 

選出

基本選出

ゾロアーク+ラウドボーン+ミミッキュorイダイトウ

 

ミカルゲorゲンガーと同居していないヤミラミがいる場合

ミミッキュ+ラウドボーン+イダイトウ

 

ゲンガーがいてこちらのラウドボーンが通せそうな場合

ジュナイパー+ラウドボーン+イダイトウorミミッキュ

 

敵にラウドボーンがいる場合

ミミッキュorゾロアーク+サーフゴー+イダイトウ

 

ゲンガーとラウドボーンが同居している場合

ジュナイパー+サーフゴー+イダイトウ

 

重かったポケモン、並び

シャンデラ

もらい火でフレアソング無効なうえオバヒ連打でラウドボーンが対面負けする。

本戦で一度も当たらなかったのがラッキーだった。

 

ソウブレイズ+ラウドボーンの同居

ソウブレイズはこちらのラウドボーン、ラウドボーンはサーフゴーでそれぞれテラスを切って処理する前提なのでどちらが出てくるかを選出段階で予想しないといけなかった。基本ソウブレイズが出てきたので終盤はソウブレイズが出される前提で立ち回っていた。

眼鏡ハバタクカミ

ラウドボーンで受けながら積むのがきつい。

ほとんどのカミがブエナのノマテラで本当に良かった。

 

挑発、クリアスモッグを覚えているソウブレイズ

ここにたどり着いている人はマジですごい。絶対勝てない。

 

結果

TN スカーレット

最終26位 レート1808 33勝8敗

 

 

あとがき

初めての公式大会参加で最終二桁とレート1800を達成することができ満足しています。

ダイマックス、テラスタル共にあまり好きではなく7世代からあまりポケモンを真面目にやっておらずずっとFPSをしていましたが、またこういう特殊ルールで面白そうな大会があったら考察して参加したいと思います。

最後に一緒に考察をした同期のO君へ最大級の感謝を。